特に薬効の高い4種のよもぎ
カワラヨモギ

キク科の多年草で、根茎は短くてがたく、根生葉は密生した白毛でおおわれ、 茎高は30~60cmぐらい。茎頂は枝分かれし、下部は木質化します。

葉は互生でほぼ無毛、二回羽状に全裂し、裂片は毛細管状になっています。 夏から秋に円錐状に多数の小頭花を下向きつけます。もっとも薬効に優れた種類で、夏から秋に採集した若苗は食用に、全草と花穂は天日乾燥したものをおもに漢方薬に使います。

成分の精油には、著しい利胆作用があり、漢方のほか西洋医学の利胆剤の製造原料となっています。

 

ヤマヨモギ (オオヨモギ、エゾヨモギ)

葉裏に密生した綿毛からもぐさをつくり、若苗は食用となります。ヨモギに比べて全体が大形なので、別名オオヨモギともいわれ、香気は少ないです。

漢名は簍蒿(ろうこう)と言います

 

ヒメヨモギ

姫ヨモギとも書きます。山野の草地 に生え、地下茎で繁殖します。

茎は高さ150cmぐらいでくも毛があり、かたく、しばしば紫色を帯びます。

葉の下面には白綿毛が 密生しています。

 

ハマヨモギ

海に注ぐ河口付近の泥地に生え、満潮時には海水中につかります。

茎は高さ30~90cmで太く、葉は厚く、全体に特殊な香りがします。

和名は浜辺に生える意味からきています。

 

よもぎの種類

特に薬効の高い4種のよもぎ

その他のよもぎ その1

その他のよもぎ その2