深吉野(みよしの)よもぎ

弘法大師ゆかりのよもぎを使い健康的な商品を、奈良の奥深い里、東吉野村からお届けします

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その他のよもぎ その2

ニガヨモギ 茎は高さ約100cmで多数分枝、全体に強い芳香を放ち、灰白色の絹毛におおわれています。 和名は苦味のある健胃薬として用いられることに由来します。 ヒトツバヨモギ(ヤナギヨモギ) 低山帯上部から亜高山帯に多く、茎高60~100cmぐらいで上部は白色、真立し分枝しません。想茎は横にはいます。 和名は分枝しない単葉(ひとつば)にもとづいています。 ミヤマオトコヨモギ 高山帯の砂磯地や岩壁に生えています。著しく分枝 した地下茎から、高さ約30cmmの茎多数が斜 め上方か直立に伸びます。 深山(みやま)生のオトコヨモギの意味です。 チシマヨモギ 根茎は長く伸び、茎は高さ30~100cmで上方に細毛があります。 中葉には長さ1.3~3cmの柄があり、葉裏には灰白色の綿毛があります。 フクド 茎と葉が緑色を帯び、直立していて、ハマヨモギに比べて茎も大きく、香りも強 いです。 ハハコヨモギ 茎は高さ7~15cm、細くて密に絹毛があり、上方が短く文枝しています。 最上葉はしばしば長楕円形をし、全緑です。 ナガ工ハハコヨモギ 根茎は太く、上方が少し文枝、茎は高さ12~16cm、灰白色の絹毛があり、上方は文枝しています。無花茎の葉は長さ8cmぐらいです。 ヒロハヤマヨモギ 根茎は長く横にはい、茎は高さ50~100cmで細く、上方が短く文枝しています。 中葉は多数で長さ7~14cm、幅4.5~8cmぐらいです。 オオワタヨモギ 根茎は横にはい、茎は太く (まれに細い)、高さ35~100cmで灰白色の長毛があります。 中葉は長さ4.5~18cm、下面に長毛が密生しています。 イワヨモギ 根茎は木質。茎は高さ50~100cmでかたく、基部はやや木質、上方が文枝しています。 中葉は有柄で緑色、後ろに上面に細毛が生えています。 ワタヨモギ 茎は高さ30cmを越え、密に綿毛があり上方が短く文枝し、枝の上端は下にたれています。 中葉は長さ6~7cmで柄がありません。 ユキヨモギ 根茎は横にはい、茎は高さ100cmで著しく文枝、雪白色の著しい密毛があります。 中葉は長さ7~9cm、下面に長い綿毛が密生しています。 ヤブヨモギ 茎は高さ100~200cmでやや無毛、著しく文枝しています。 中葉は下葉とともに大形で長さ12~21cm、幅9~12cmに達し、上面は緑色です。 ニシヨモギ 茎は高さ50~100cmで、下方は無毛だが、上のほうには毛があります。上方に葉が多く文枝しています。 キタダケヨモギ 根茎は密に叢生し、木質。茎も密に叢生し、高さ20~30cmぐらいです。 下葉は0.4~0.6cmで中葉に向かい大形となり、長さ2.2~2.6cmぐらいです。 シコタンヨモギ 根茎は太くて木質、茎は高さ25~40cmで、上方は文枝しています。 無花茎の葉はロゼット状(地表に放射状に広がる)です。 ケショウヨモギ 根茎は長く伸び、茎は太く、高さ15~20cmで、著しくくも毛があり、白色を帯びて短く文枝し、枝の上方ははじめ下にたれています。 ミブヨモギ 和名は、原産国のヨーロッパから種子を輸入した当時、京都市壬生で栽培していたことに由来しています。駆虫薬サントニンに利用されます。 クラムヨモギ 茎は高さ50~80cm、葉は無毛、温暖地に分布しています。原産国はパキスタンで、日本では栽培される場合が多いです。 […]

その他のよもぎ その1

ヨモギ (カズザキヨモギ) もっともよく知られている種類です。キク科の多年草で茎、根があり、走枝を出し、直立した茎の高さは50~100cmほどで、地下茎は横にはい、分枝しています。 葉の表面は緑色で羽状に深く切れ、茎が 30cmほどの若い葉のときは白色の毛が多く、生長するにつれて少なくなり、50~100cmのときは白色の毛が下面だけにつくようになります。葉は互生楕円状で、菊に似て羽状に少数の粗歯があります。 8~10月に多数の小頭花をつけ、下向きに下がった頭花は長さ03cmぐらいです。 しゆんぎくのような形の葉をもち、若葉のころは雑草にまぎれてしまうほどの背丈しかありません。 春の新芽には特有の香りがあり、草もちに使われることから、「もちぐさ」の別名があります。いろいろな料理に適して いるほか、顆粒、粉末、エキス状に加工して、健康や美容などに広く利用されています。 オトコヨモギ 全体にほとんど無毛です。 ヨモギと同じように食べられます。 和名は牡高(漢名)を訳したもので、種子が小さいためにないも のと思い、牡と名づけたといわれています。 サマ二ヨモギ 高山帯の岩石地に生えています。根茎は太く長く、茎は高さ30cm内外で、葉や茎にははじめ褐色の毛が生えます。 和名は北海道日高の地名、様似(しゃまに)からき ています。 シロヨモギ 日当たりのよい海岸の砂地に生えています。 全体に純白の短い綿毛を密生させるため、全草が白っぽく見えることから、この名前がつけられました。 イヌヨモギ 日当たりのよい、やや乾いた山地に生えています。 上部にロゼット状 (放射状)についた葉が特徴。洋紙質で、下面に絹毛と腺点があります。 カワラニンジン (ノニンジン) 河岸の砂地や荒地に生えています。茎は高さ30~150cmで無毛、よく分枝します。 葉は両面とも無毛でやわらかい。 和名は河原に生え、にんじんの葉に似ることに由来します。   よもぎの種類 特に薬効の高い4種のよもぎ その他のよもぎ その1 その他のよもぎ その2

特に薬効の高い4種のよもぎ

カワラヨモギ キク科の多年草で、根茎は短くてがたく、根生葉は密生した白毛でおおわれ、 茎高は30~60cmぐらい。茎頂は枝分かれし、下部は木質化します。 葉は互生でほぼ無毛、二回羽状に全裂し、裂片は毛細管状になっています。 夏から秋に円錐状に多数の小頭花を下向きつけます。もっとも薬効に優れた種類で、夏から秋に採集した若苗は食用に、全草と花穂は天日乾燥したものをおもに漢方薬に使います。 成分の精油には、著しい利胆作用があり、漢方のほか西洋医学の利胆剤の製造原料となっています。   ヤマヨモギ (オオヨモギ、エゾヨモギ) 葉裏に密生した綿毛からもぐさをつくり、若苗は食用となります。ヨモギに比べて全体が大形なので、別名オオヨモギともいわれ、香気は少ないです。 漢名は簍蒿(ろうこう)と言います   ヒメヨモギ 姫ヨモギとも書きます。山野の草地 に生え、地下茎で繁殖します。 茎は高さ150cmぐらいでくも毛があり、かたく、しばしば紫色を帯びます。 葉の下面には白綿毛が 密生しています。   ハマヨモギ 海に注ぐ河口付近の泥地に生え、満潮時には海水中につかります。 茎は高さ30~90cmで太く、葉は厚く、全体に特殊な香りがします。 和名は浜辺に生える意味からきています。   よもぎの種類 特に薬効の高い4種のよもぎ その他のよもぎ その1 その他のよもぎ その2

よもぎの種類

現在、日本では35種類のよもぎが自生していると思われます。 これは、地方によって呼び名が違い、また、学問的にもどの種類を同一種とするかについては諸説あるためにおおまかな数字でしかいえませんが、ほぼ間違いのない数字だと言われています。 これらのよもぎは、一般的に使用できる「大多数のよもぎ」と、「とくに薬効の高い4種類のよもぎ」に大別されます。 その姿形はそれぞれに個性的でさまざまです。身のまわりにも、まだまだよもぎの仲間があるかもしれません。 そんな個性的なよもぎのなかから、代表的なものをご紹介します。 よもぎの種類 特に薬効の高い4種のよもぎ その他のよもぎ その1 その他のよもぎ その2         出典:『図解 よもぎ健康法 衣食住から症状別の利用法まで 健康双書』より