よもぎの効能その2

○食物繊維はほうれん草の約10倍

ヨモギに豊富に含まれている不溶性食物繊維は便秘の解消や痔の予防の他にダイエット効果などもあります。また有害な物質を吸着し体外に排出働きもあります。

○ヨモギに含まれるクロロフィル

クロロフィルは食物繊維の5000分の1の大きさで、小腸絨毛の奥に蓄積したダイオキシン、残留農薬、有害金属(水銀、鉛)を取り除いてくれる働きがあります。
体内でヘモグロビンの生成を助けて造血作用を促進するほか、貧血の予防・改善に作用するとされています。コレ ステロール値を下げ、血中脂質の正常化に作用する事が国立健康・栄養研究所によって実証されています。

○非常にたくさんのカロチンを含みます。

β-カロチンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

○豊富なビタミンK

ヨモギは生薬として止血薬としても用いられてきました。このビタミンKには、そういう血液の凝固に関わる成分の合成を促す働きがあります。

○食用以外での効用も沢山あります

ヨモギにはさわやかな若草の香り、アロマ効果が期待できます。香り成分はユーカリプトールとも呼ばれるシネオールなどで、口臭を抑えたりリラックスさせてくれる働きなどがありますが、白血病細胞を殺す作用や副鼻腔炎の治療に効果がるともされています。
その他にも、お灸に用いられたり漢方の生薬として止血作用、月経調整作用、 経絡を温める作用、 鎮痛作用や 咳・喘息の去痰作用などが有効とされています。
お風呂の入浴剤として使用すれば肩こり・疲労回復・冷え性対策・腰痛・リウマチ・痔・あせも・ひび・しもやけ・あかぎれ・手湿疹・こしけ(子宮内膜炎)・帯下(たいげ)、おりもの、デリケートゾーンのかゆみ対策など様々な効能があり、まさに万能薬といえるでしょう。